新型　ベントレー　フライングスパー

ベントレー　新型フライングスパーが3月のジュネーブショーで世界初公開された。
2005年にベントレーがフォルクスワーゲン傘下に入り、「コンチネンタル　フライングスパー」が発売されたが、今回発表された新型モデルからは「コンチネンタル」の名が無くなり「ベントレー　フライングスパー」と名乗るようになった。

フルモデルチェンジとはいえ、4ドアサルーンボディーのスタイリングは、コンチネンタルGT系と同じくキープコンセプト。ただしよく見れば、デュアルヘッドライトは先代コンチネンタルGT以来の内側2灯の径が大きいものとは反対に、外側2灯が大きくなった。また、リアドアの途中からリアフェンダーにかけてキックアップした造形は、初代「コンチネンタル フライングスパー」にも通じる印象を受ける。

ボディーサイズは全長5295mm、全幅1976mm、全高1488mmで、先代と実質的には変わらず、3065mmのホイールベースはまったく同じ。
Bピラー、サイドシル、フロントクロスメンバーを強化してボディー剛性を高めた一方で、ボンネットとフロントフェンダーをアルミ製とするなどして車体の軽量化も図られている。車重は、先代より約50kg軽い2475kg。また空力特性も改善され、Cd値は0.29となっている。

燃費・パフォーマンス共に向上した新型フライングスパー

エンジンは先代と同じく、6リッターW12ツインターボだが、最高出力は「コンチネンタルGTスピード」と同じ625ps、最大トルクも81.6kgmという強大なパワーを僅か2000rpmから発生する。トランスミッションは先代の6段ATから8段ATに進化した。
新型フライングスパーは最高速度322km/h、0-100km加速4.6秒というスポーツカー顔負けのパフォーマンスを発揮し、先代から引き続いて「世界最速、最強のベントレー4ドアモデル」を掲げる。
その一方、ボディの軽量化や空力性能の向上、エンジンマネージメントの進化などによって、燃費とCO2排出量は先代より13％以上も改善。欧州の混合サイクルにおける燃費値はリッターあたり6.8km、CO2排出量は343g/kmとなっている。

• ※装備表は前モデルのものを使用しております。
• ディスチャージヘッドライト
• ムーンルーフ
• 電動格納ドアミラー
• 革巻きステアリング
• パワーステアリング
• チルトステアリング
• パワーウィンドウ
• 集中ドアロック
• ワイヤレスドアロック
• クルーズコントロール
• ＨＤＤナビゲーションシステム
• 本革シート
• パワーアジャストシート
• 前席シートヒーター
• リアアームレスト
• フルオートエアーコンディショナー
• ＦＭ/ＡＭラジオ
• カセットプレーヤー
• ＣＤチェンジャー
• １２スピーカーサラウンドシステム
• 運転席エアバッグ
• 助手席エアバッグ
• サイドエアバッグ
• ＡＢＳ(アンチロックブレーキ)
• トラクションコントロール
• ハイマウントストップランプ
• アルミホイール
• 革内装